ここに立ち寄った十返舎一九が、細く白いそばを「そば白く 薬味は青く いれものは赤いせいろに 黄なる黒もじ」と詠んで賞賛したという。


寿命そば 越前屋 松雄芭蕉を始め旅の人が愛した店


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木曽八景のひとつ「寝覚の床」入口近くの「寿命そば 越前屋」は寛永元年/1624年創業。店内に飾られた喜多川歌麿の版画が当時のにぎわいを思わせる。

この地にある浦島太郎伝説にちなみ「寿命そば」や「寝覚そば」とも言われ愛されてきたそうだ。

<2020年追記/浦島太郎伝説は全国にあるようで、私の知るところ丹後半島にもあった↓>

浦島伝説の中でも、最も古いとされる伊根町 浦島神社


越前屋のそば
写真はもりそば1枚(普通は2枚)かけそば、そばずし。

もりそばはコシがあって、そばつゆは個性的な味だった、なにか日本酒の古酒を思わせるよう な・・・。

かけそばは驚いた、みたらし団子の甘辛いタレの味わいが広がる出汁は、けっしてくどくなく絶妙のバランスを保っていた。そばずしは想像よりも薄味。


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日本で二番目に古いそば屋と言われている。ちなみに一番古いのは京都の本家尾張屋、応仁の乱以前で創業はなんと室町時代の寛正6年/1465年




🔹木曽八景 寝覚の床

越前屋の前、国道を挟んで「寝覚の床」がある。

真正面の臨川寺から行くのなら拝観料200円がかかりますが「宝物館」で浦島太郎の釣り竿が見れます。別にただの竿だけど(笑)

少し南にある無料町営駐車場に停めてそこから遊歩道経由なら「裏寝覚め」に無料で行けるらしい、あとから知った。 


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絶景! うまく降りていけば寝覚の床の大岩に登ることもできる。是非運動靴でチャレンジ。


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夢があるねぇ、リス家食堂は不在でした

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芭蕉の句碑

床の山(大堀町)から彦根の李由に文通した句で、立ち寄って昼寝でもしたいのにと、会わずに過ぎる心残りを床の山に託して言い送った。元禄1年/1688年、芭蕉45歳の作である

床の山の名に愛でて
道端に咲き乱れる昼顔のもとに
ゆっくりと昼寝したいものだなあ




芳香堂の蕎麦饅頭
芳香堂


創業1913年/大正2年の老舗の菓子店で、木曽名物のそば饅頭はこの店が開発したとされる。

そば饅頭105円/1個を2人で分けて糖分補給。かすかに香る蕎麦の香りが印象的なしっとりとした皮、中はこしあん。

今でも息を飲むほどの美しさがある寝覚の床も、昔はもっと水がきれいだったんでしょうねぇ~

夜はちょうちんを持って歩いたんだから、 日の出ごろなんかは幻想的な風景だったんでしょう、きっと。

この美しい場所をそのまま我々のはるか子孫の代までしっかりと残していかないといけないと強く思った。


  2006年9月18日


初日17日は中津川から妻籠宿まで


2日目18日は与川の秋月 古典庵跡から徳音時まで、3日目19日は松本城~諏訪大社まで。


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