雨があがり、境内に明かりが灯る。 我々小市民にとって非日常な空間に、今思い出しても心は沸き立つ。 「宸殿」「正神殿」のエリアから北側に上がる。 なだらかな高低差があるのだろうう朱のお堂・霊明殿あたりからはいい眺めになる。 

 

観月の夕べ24

 

真正面奥の建物は「宸殿」、手前左の細い回廊が続く建物が「正神殿」 北へゆっくりと歩きながら振り返りの図。 やんわりと紅葉しだした枝垂れ桜もライトを受けて鮮やかだ。  

 

観月の夕べ25

 

「正神殿」と別れた回廊は北へと続いている。 無駄なものは何一つない 

 

観月の夕べ26

 

朱のお堂・霊明殿についた。 

 

観月の夕べ27

 

第30代内閣総理大臣の斎藤実氏が昭和3年(1928)沼袋に建てた日仏寺の本堂である。その後戦争の為昭和17年(1942)頃百草園に移転。 本堂「霊明殿」を大覚寺第52世草繫全宜門跡が、昭和33年(1958)に当地に移築したものであるとわれている。 殿内にはご本尊阿弥陀如来と共に第52世草繫全宜門跡が祀られている。 が、なぜ大覚寺の公式サイトに解説がないのだろうか? そして百草園に日仏寺も訪ね当たらない。 

昭和11年(1936)に起きた二・二六事件で、斎藤実氏は、高橋是清大蔵大臣、渡辺錠太郎陸軍教育総監とともに青年将校に殺害されたことと関連があるのかもしれない。 

この霊明殿に夕刻に大覚寺のお坊様が立ち並び経を唱えていた。 前回早朝に訪れた折には本堂に立ち並びのお勤めを見ることが出来た。 ≫《神戸から一泊・京都》~皐月と青もみじの京都 その④ ~北嵯峨を歩く 後編 『日本最古の庭池・大沢池』 

 

観月の夕べ28

 

霊明殿の真正面の朱の階段に腰掛けて、刻一刻と変化していく庭園の色に見入っていた。 

 

観月の夕べ29

 

やや右に目をやると大きな木の向こうに「宸殿」「正神殿」が見える。 風に乗ってなにやら心地よい歌声が聞こえてきた。 ライブがはじまったようだ... 

 

観月の夕べ30

 

「宸殿」の舞台。 真正面、写真の左側には客席が設けられている。  このときまだお月様は出ていない。 

 

観月の夕べ31

 

観月の夕べ32

 

幕末に再建された勅使(ちょくし)門 

 

観月の夕べ33

 

勅使門から一直線に石舞台(舞舞台)、そして御影堂(心経前堂)、その先には心経殿が 並ぶ。 石舞台には高貴な神輿が置かれてあった。 御影堂は大正14年(1925年)、後宇多法皇600回忌を機に大覚寺へ移築されたもので、堂内の中心 部は北側に建つ心経殿の拝所となり、その左右に大覚寺にゆかりの深い嵯峨天皇、弘法大師(空海)、後宇多法皇、初代住職の恒寂法親王の像がある。 

 

観月の夕べ34

 

五大堂(本堂/写経道場) 当初は伽藍の中心部(御影堂前の石舞台の位置)にあったが、大正14年(1925年)、御影堂が移築された際に現在の境内東側・大沢池に面した場所に移動した。 本尊鎌倉時代作の五大明王像は収蔵庫に移され、現在は松久朋琳松久宗琳が昭和50年(1975年)に完成した五大明王像を本尊として安置。 

 

観月の夕べ35

 

鐘桜(しょうろう)は境内の南東の角にある。 のの塀の向こうには「御殿川」が流れている。 大覚寺は時代劇での撮影でも有名で、ちょうど「時代劇の風景」というサイトに大覚寺の撮影記録があるのでリンクしておく。 ≫時代劇のロケ地探訪・大覚寺

この段階でも未だ月は見えず...

 

               平成23年9月12日 中秋

 

Comments

    • Sequoia Capital India Shailendra's comment
    • 2016年10月29日 14:05
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