粟田神社から西へ、平安神宮から続く神宮通りに出る。左に歩く..

青不動で有名な 『粟田御所 天台宗 青蓮院門跡』 4週連続 京都の紅葉の大トリである。


🔷粟田御所 青蓮院門跡 



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ここ青蓮院門跡は天台宗の京都五箇室門跡の一つである。

五箇室とは、青蓮院門跡・妙法院門跡・三千院門跡・曼殊院門跡・毘沙門堂門跡。

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門跡寺院というのは、門主(住職)が皇室或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺のことをいう。 

青蓮院門跡はもともとはと言えば「青蓮坊」といい、比叡山東塔の南谷、大講堂の南のがけ下の駐車場用に整地された場所にあった。



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三条通りから神宮通りに入り南へ歩けば、誰もが目を見張る楠木の巨木たち(天然記念物)に出会う。

真正面の門が拝観受付の山門、ここからゆっくりと目を右側に向けてみる。

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長屋門 ⊳詳細

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もう圧倒的なスケール、これら五本の楠木は、この寺で出家された親鸞聖人御手植と伝えられる。

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薬医門

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入り口から売店を通り華頂殿、60面の蓮の襖絵と三十六歌仙額 ⊳華頂殿

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華頂殿の南側の縁側から「相阿弥の庭」を見る。⊳相阿弥とは 

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華頂殿に最澄の言葉を記した屏風がある。

国宝とは何物ぞ、
宝とは道心なり
道心ある人を
名づけて国宝となす
故に古人の言く
径寸十枚、是れ国宝に非ず
一隅を照らす、
此れ則ち国宝なり 


これは、最澄の請願書である『山家学生式(さんげがくしょうしき)の冒頭の文章である。

意訳すれば

国の宝とは何か
宝とは道心
すなわち仏道を求める心である。
仏を目指す良い行いをする心を持っている人を国宝というのだ。

金貨や玉と いった財宝は
国の宝ではない。

人は様々な関わりを
周囲の人々の中にもっている。
自分をとりまく周囲を
明るく照らしていこう。

自分の最善を尽くして
人のためになるような人こそ
国の宝である。

 
     ~青蓮院ブログより

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華頂殿の東側にある小さな窓、朝日が差し込む際はどんなだろう 

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華頂殿東の窓からは小堀遠州「霧島の庭」への石畳が見える。

⊳小堀遠州とは
 
⊳霧島の庭とは

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南側の小御所(こごしょ)に向かう回廊から華頂殿を振り返る。⊳小御所とは 

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小御所から相阿弥の庭を振り返る

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小御所から龍心池を最後の女帝 後櫻町天皇もきっとこの目線で見られたはず。⊳龍心池とは 



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龍心池は小御所の軒下まできている 

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小御所の中から西向かいの「宸殿」を望む。⊳宸殿とは

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自然の石を、真一文字に横に繰り抜いて作られている秀吉寄進の「一文字手水鉢」 ⊳一文字手水鉢の由緒 


🔹本堂 熾盛光堂(しじょうこうどう) 

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本尊「熾盛光如来」は日本中でここだけの秘仏だが、青不動のレプリカは展示。

⊳本堂・熾盛光堂とは 
⊳本尊「熾盛光如来」について 
⊳国宝・青不動の写真 
⊳秘仏 熾盛光如来曼荼羅の写真




🔹宸殿

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回廊に戻り境内の西側、親鸞聖人が9歳の折ここで得度を受けられたことから「お得度の間」とも言われる宸殿へ ⊳宸殿とは 

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幕末の動乱に活躍された孝明天皇の駕籠。この写真では分からないが奥のツヅラには島津の紋がある。

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宸殿にも最澄の請願書である『山家学生式(さんげがくしょうしき)の冒頭にでてくる有名な言葉が、力強く飾られている。

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宸殿内の廊下の様子。突き当たりの窓から紅葉が見えているんだが、ちょっと見づらいな。


🔹相阿弥の庭、霧島の庭

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宸殿内を拝観した後、一度玄関まで戻り靴を持ち庭に出る。ちょうど華頂殿と小御所の間、相阿弥の庭に降り立つ。



この楓が「立田山の楓」で、華頂殿の東南角にある「宮城野の萩」とともに西行法師が門主慈園大僧正に贈ったものとされている。

⊳宮城野の萩の写真

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北へ小堀遠州作庭の「霧島の庭」




🔹好文亭と日吉社

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ちょうどこのあたりが後桜町上皇御学問所「好文亭」写真はうまく写っておらずリンク先にて。⊳好文亭とは 

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一番の高台の地にある「日吉社」

もともと比叡山の鎮守であった滋賀坂本の「日吉神社」ここにあるのは当然と言える。

祭神は大山咋神
脇の祠は「稲荷社」と「秋葉社」

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西方浄土の庭


🔹鐘楼と四脚門

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宸殿前の左近の桜、右近の橘を過ぎて南西の角にある鐘楼

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神宮通りから見えるくすのきの巨木の反対側はこのようになっている。

この巨木たちの並びにこれも神宮通りから見える「四脚門明正天皇中和門院の旧殿の門を移築した)」がある。

⊳四脚門とは

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宸殿の北側に繋がる大玄関

ここが本来の玄関だが使われていない。ちょうどここから入ったあたりに先ほどの籠とツヅラがある。

素晴らしき青蓮院門跡、あの大日堂にしてもしかり、そして知恩院も本願寺も、ことの起こりはここ青蓮院門跡からなのだ。

門跡寺院の内部に入れるということは大変ありがたいこと。百年ほど前の時代ではバチが当たるとでも言われそうな認識しかなかったという。

やはり調べれば調べるほどに、一つ一つに歴史の証が浮かんでくる。

「日本を知る」そんな大それたことをしてみたくなる。2011素晴らしい京都の秋だった。   

  2011年12月6日
  4週連続 京都の紅葉完結


4週連続 京都の紅葉㉓12/6日の行程MAP


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