かつてこの地には、高天寺という大寺があったという。行基が開き、鑑真和上も住職を兼ねたという格式の高い寺で、高天原一帯を寺地にするほどだったらしい。しかし、南北朝の戦乱で焼き払われ、やっとのこと一堂だけが残った。

🔷宝有山  高天寺橋本院
 高野山真言宗  


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高天彦神社から、山すそを北へ、高天原の集落内を通り橋本院へ。

写真は駐車場から寺に向う参道、開放的な山門、左へ90度折れて境内へ


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この空間からは、過去の富貴栄華の様相はうかがえない。

高天原をたっぷりと感じるようにあくまでも開放的に、自然な感じを大切にされているのでしょうか。

彼岸には落語会、夏には夕涼みコンサートと、このすばらしい自然と一体になれる企画もうれしい。

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観音堂は高天寺橋本院の本堂。

本尊の十一面観音菩薩像をはじめ普賢菩薩像、大威徳明王、涅槃図がある。本尊の十一面観音像は毎月21日にのみご開帳とのこと。

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瞑想の庭

ごくごく素朴な庭だが、そこに座り時間がたつに連れて、なんともいえない心地よさが訪れた。写真愛好家の方々は高天山を背景に花々の写真撮影を楽しむという。

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瞑想の庭のベンチに座って高天山を見る。うまく撮影できなかったが庭の北側には寒桜が咲いていた。


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🔷高鴨神社


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全国鴨/加茂社の総本宮で弥生中期前より祭祀を行っていたとされる日本最古の神社の一つ。

主祭神の阿治須岐高日子根命/あじすきたかひこねのみこと は迦毛之大御神/かものおおみかみ とも言われる。

この大御神と名のつく神は天照大御神・伊邪那岐大御神と合わせて三神のみ。(天照大御神と二神のみという説もある)



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日本書紀には、八咫烏(やたがらす)が、神武天皇を熊野から大和へ道案内したことが記されいる。

神武・綏靖・安寧の三帝は鴨族の主長の娘を后とされ、葛城山麓に葛城王朝の基礎をつくられたと言われている。




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見事な背景の手水舎、紅葉時美しいだろう。 

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参道と神木

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本殿

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めずらしい邪鬼を押さえ込んだ灯篭  

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本殿

色鮮やかな室町時代の三間社流造

地図で見ると高天原から降りたあたり、集落の名前が興味深い「伏見」があり高鴨神社のあるあたりは「鴨神」である。

金剛山を挟んでその先は千早赤阪、南側には葛城川が天然の堀の要をな地の利。

高鴨神社のホームページにもあるが、大和の歴史以前の歴史を堂々と誇っているのも興味深い。

なんか大和、いやもっと大げさに言えば日本の全様が少しは見えてきた気がする。

興味深い丹波(古くは丹後、但馬も含む)も葛城王朝の統治の元にあったという。そのつながりをもっと知りたいと強く思った旅だった。

12月の初旬の旅の予定は、大和の国からして、黄泉の国と称され、数々の古墳や墓が建ち並ぶ河内側に立ち、奈良の二上山から昇る朝日を見てみたい。どんな感情が沸き上がってくるか...楽しみだ。 

その前に、11月三週目の「The 紅葉 京都亀岡~滋賀大津」を連載する。

  2010年11月2日 参拝 

 
奈良11月 神と人の間の葛城11.02の行程MAP



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