🔷二月堂からの夕景を観たい

日没までにはまだ少々時間があるのでのんびりと歩く、時おり腰を下ろして鹿たちを眺めたりしながら...

南大門あたりはもう何度も来ているので、撮影はスルー、二月堂参道の起点よりスタートする。

旅 026
二月堂の名前の由来は、旧暦2月に修二会が行われたからによる。

この修二会は途切れることなく本年度2011年で1260回となる。 


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旅 027
大仏殿と中門の南にある鏡池

鏡池の名の由来は、柄の付いた鏡の形をした島があることによると云われているようで「八幡池」とも云われている。

旅 028
池を過ぎると石畳が誘導してくれる

この先で手向山八幡宮(たむけやま はちまんぐう)の参道とクロスする。手向山八幡宮は東大寺の中門の真東にあたる。 

旅 029
手向山八幡宮参道は、二月堂参道よりも広く、ついつい手向山八幡宮参道に入ってしまった。少し遠回りをしてみる。

手向山は紅葉の名所として知られ、古今和歌集では菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいる。

天平勝宝元/749年、東大寺大仏建立のため、九州豊前国(大分県)宇佐八幡宮より迎え祀られた。 

 
旅 031
参道は神門につきあたるが夕日の時間に合わせて来たため、開門時間が過ぎたのだろう、閉まっていた。参拝は次回だ。


手向山八幡宮の記録↑

旅 032
宝庫(ほうこ)

神門に向かって南/を向くと宝庫(ほうこ)がある。奈良時代に建てられた校倉造の建物で、国の重要文化財。

もとは東大寺油倉の上司倉であった。宝庫から約400メートル北には同規模の大きさの校倉造りの「東大寺法華堂経庫」がある。

旅 033
手向山八幡宮の神楽所

旅 034
東大寺法華堂 三月堂 経庫
十三重石塔「御髪塔」

長い年月で殆どの寺院の校倉が取り潰され、今も残っているのは、ここ東大寺法華堂 三月堂 経庫と、唐招提寺の校倉、そして東大寺の正倉院の校倉だけだという。 



写真に
三月堂 経庫と一緒に写っている南隣の十三重石塔「御髪塔」は、大仏殿の再建で鐘楼を吊るす時使った綱に使われた女性の毛髪のロープを埋めて祀っている。

旅 035
東大寺法華堂(三月堂)経庫の前にあった案内板 

旅 036
二月堂、法華堂(三月堂)方面から歩いてくる人を誘導するためか手向山八幡宮の鳥居は北向きに立つ。 

旅 037
法華堂(三月堂)

「羂索堂(けんさくどう)」とも呼ばれ、東大寺建築のなかで最も古く、寺伝では東大寺創建以前にあった金鍾寺(きんしょうじ)の遺構とされる。

不空羂索観音を本尊として祀る。平成25年3月末日まで、修理事業のため拝観停止中。残念! 

旅 038


🔷二月堂

旅 042

二月堂

 

昇りきると左手に本堂、二月堂の南向きの顔 。あのお水取り/修二会で燃え盛る松明を振り回すあの場所。



旅 043
右を見れば下りの細い石段がL字に右へ、その先は法華堂(三月堂)に繋がる。

そしてこのあたりからお経じゃなく、雅楽の調べが聞こえてきた、それはお稽古の様子だったが、厳かな気持ちになりリラックスできた。

旅 046
境内に入り真正面にある手水舎

若草山から染み出でる水源は二月堂から東大寺全域を満たす。 

旅 045
飯道神社(いいみちじんんじゃ)

手水舎の右手にある階段を登った場所にある、二月堂の鎮守。

祭神は飯道神、滋賀県甲賀市内の飯道山に鎮座し、そこは神宮寺であった飯道寺とともに修験霊場として知られてい場所。

紫香楽宮の造営や奈良東大寺大仏殿の修覆に際して信楽産の木材が用いられたことに因み祭られることになったという。

祭神は穀物神の宇賀御魂神および、弁財天を習合する飯道権現。




旅 047
手水舎から左手を見ると、二月堂の真裏になる。

右手(山側)には結界を張るかのごとく石灯篭と石塔が立ち並ぶ。石組みの二箇所の石を抜き取って祠を形取っているのもあった。 

旅 053
二月堂の北向きの一遍に掲げられている青龍の絵 

旅 050
遠敷神社(おにゅうじんじゃ)

飯道神社とともに実忠和尚の勧請と言われている二月堂鎮守のひとつ。

祭神は彦火火出見命 

二月堂お水取り行法とは、福井県小浜市の遠敷川の神水を遠敷明神が二月堂観音に送水し、この閼伽水をくむ行法、すなわち遠敷明神を祭る神社が若狭彦神社で、その祭神が彦火火出見命。

⊵実忠和尚と遠敷明神/おにゅう--

遠敷神社の上の「観音堂/未参拝」と、三つ目の鎮守「興成神社」(8/15に撮影) はこの日は未撮影。

旅 051
二月堂の北側の石段の上にある遠敷神社から二月堂を振り返る 

旅 052
遠敷神社から北側を見下ろすと「二月堂茶所」開いていれば読経が流れる中で無料のお茶が頂ける。

旅 048

旅 049
二月堂の西向きの顔、こちらが真正面、拝所がある。 うっすらと見えるが燈篭に灯が入った。

旅 054
邪鬼だろうか?香炉を担いでいる

旅 055
二月堂の額、そしてその横には神酒口(みきのくち)のついた徳利の額がある。これは神棚に添えられているものだから興味深い。⊵神酒口 

旅 056

旅 057

旅 062
二月堂の燈篭と、雲が覆うが美しい西の空 

ちょうどお堂を一周してくるうちに、すっかりと黄昏に。

旅 066

旅 069

旅 075
お堂を一周しよう。南向き(石段側) 

旅 067
東側(山側)石垣の穴の祠にも灯りがついている、結界の石灯篭にも。

旅 069
北側から西側へ歩く 

旅 070
登廊(のぼりろう)、お水取りの時に松明を持った練行衆が駆け上がる。

旅 073
真正面(西側) 

旅 075
雲がなければおそらく感動的なオレンジに違いない。

旅 076
左手に突き出ているのが「良弁杉」 

二月堂は再度8/15に再訪した。その記録の折には今回見れなかったところも写真で紹介できるでしょう。

あと、二月堂、三月堂、四月堂とあるが一月堂は? と素朴な質問があろうかと思う。

一月堂は京都・相楽郡の「笠置寺」三重県島ケ原村の「観菩提寺」に存在する。その理由もまた興味深い。笠置寺は参拝済みなので記録を貼っておく↓

 

  2011年7月11日 参拝


続々奈良 勝者と敗者の聖地 ならまち 奈良公園編 2011.7.11の行程MAP


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