🔷湯田温泉
今回の旅日記の最後は、宿泊地でもあり、かの中原中也の生誕の地でもある「湯田温泉」のおはなし。
昔々、湯田の権現山の麓の寺に小さな池があった。その池に毎晩、傷ついた白狐がやってきて、足をつけていた。
この様子を見ていた寺の和尚さんが、不思議に思って、その池の水をすくってみると、温かい。そこで池を深く掘ってみると、湯がこんこんと湧き、薬師如来の金像があらわれた。
この仏像は拝んで湯あみをすると難病も治る「白狐の湯」として評判となり、温泉は栄えるようになったという。
ん~??どこかで聞いたことがあるぞー。余談だが確か神戸市北区の「鹿の子温泉」は「狐」じゃなく「鹿の子」で同じストーリーだ。⊳鹿の子温泉伝説
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室町時代の大内さんたちの頃から、維新の獅子たち、そして中也と、この柔らかく体になじむ湯田の湯につかってきたのだ。
いろいろと空想しながら格別の想いで早朝の湯に。そして誰一人いない贅沢な朝風呂のあとの朝食、それはそれは素敵な和食の朝食だった。
⊳2021年追記
プラザホテル寿ですが、残念ながら今は廃業されている。
そして食事しながらパンフレットで市内観光のバスのことを知った。即チェックアウトし、足湯の傍を通って歩くことと3分、バスに飛び乗った(8時20分)
それからは市内名所を3時間半で楽しんで、再度湯田温泉に戻り、中也記念館へとそんな朝の流れ
生誕の地に隣接して真っ白な記念館がある。エントランスには代表作がオブジェとして並んでいた。
彼のことを知って読めば、思い巡らすたびにじわ~っと心に染み入ってくる。
感性の際どさというか、心の一瞬のゆらめきや、苦悩とやすらぎの隙間をピンポイントで捉えたような表現に魅せられる。逢ってみたいと思った、タイムマシンが必要だが...
中原中也記念館
中也の生誕日(4月29日)は入場無料
2007年8月19日
山口市内観光の行程
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親切な思いやりとソーヤ・デ・ブリーズ