鳥戸野をあとに、道はくねくねと今熊野観音寺へ



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ルートに並走して今熊野川が流れ、そしてその頭上に赤い橋(鳥居橋)が見えてくればもうすぐそこだ。

もみじの巨木(まだ紅葉していない)が進路に見事なアーチをつくっている。そして、道はぐるっと弧を描いてその橋を渡るように続いている。


🔹新那智山 今熊野観音寺 

真言宗泉涌寺派の総本山泉涌寺の塔頭。山号は新那智山。本尊は十一面観音。

正式な寺号は観音寺である。西国三十三所第15番札所。洛陽三十三所観音霊場第19番札所。ご詠歌は「昔より立つとも知らぬ今熊野 仏の誓いあらたなりけり」


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そして前方に参道が見える

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見事に並んだ、まっすぐな木、早朝の張り詰めた空気と相まって、実に幻想的な空間だ。チリひとつ落ちていない参道を歩く気持ちよさ...

うまく言葉で表現できないが、早朝の古刹の素晴らしさは例えようがなく、まことにもって感慨深いものだ。

 

🔹子護弘法大師像

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⊳境内図

弘法大師は観音寺を開創された方「どうぞお子さまやお孫さま達の心身健康・学業成就・諸芸上達・交通安全などを御祈願下さい」とある。


▼半蔵門ミュージアムの館長が、心に深く響いた53体を語る一冊

 

🔹本堂 

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⊳境内図

本尊は十一面観音

本堂に花を添えるかのごとく一本のもみじの一部がが紅葉していた。靴を脱いで上がりご真言を唱え、境内から周りを見回すと、その眺めはまさしく別世界、すばらしい場所だ。



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🔹五智の井 

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⊳境内図

本堂の手前にある五智の井、弘法大師が導き出したという地下水。


🔹大師堂 

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⊳境内図

今熊野観音寺はまさに秘境とも言える場所。これで紅葉が見事だと気を失いそうになるかもしれない

中国の玄宗皇帝が楊貴妃を偲んで彫らせたと伝えられる美しい楊貴妃観音がある泉涌寺もすぐとなりに。一年後、ジャスト・タイミングの泉涌寺の記録を↓


  2007年11月6日


この日の行程MAP


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